看板デザインは名古屋のイチゴスタジオ

「大きなイチゴタルト」 パティスリー・カフェ サンク 様

PICK UP 職人技術

愛知県安城市にあるケーキ屋さん、サンク様とのご縁は通り向かいにあるお店の 看板を施工中の出来事でした。大きなモンステラ造形を取り付けていた際に、 サンク様のお客様でもあり目立つ看板でもあったために現地に奥様がおみえになりました。 そして取付中に看板に感動いただけたようで、サンク様のお店の分もご相談賜りました。 取付最中から効果も出て、次のお仕事につながるのことはとても嬉しく貴重なご縁です。 帰りに立ち寄らせていただき、ヒアリングや現地調査を行いました。

サンク様は長年ご夫妻で営業されてみえて、駐車場の看板を立て替える計画をお持ちでした。 インテリアやケーキそのものが第一印象で非常に美しかったことや立地的要素から ケーキそのものを大きく立体的に設置するご提案をさせていただきました。 中でも大変美味しかったこととデザイン的にも有効であったのでイチゴタルトケーキを採用しました。 ご提案の時点でとても感動いただき、即決定となり細かな実施設計に入ることとなりました。

 

弊社では良くあることですが、デザインしたまではいいものの、類似した製作実績の無いパターンであり 検討しながら進めて試行錯誤して予定を超えた多くの手間がかかりました。 FRP製に変わりはありませんが、美味しさを表現するためにリアルさにこだわっています。 タルト部分の内部は空洞で鉄骨に金網を張り、ガラス繊維と樹脂を積層しています。 樹脂には小さな砂利を入れてコテで仕上げました。

 

イチゴはくぼみのある形状をスチロールで成形した上にガラス繊維と樹脂を積層。 種部分はまた異なる種類の樹脂で型を作り量産してから貼り付けています。 弊社外壁についているイチゴ看板よりもずっとリアルにすることができました。 クリームも同様にスチロールから成形しタルト土台に組み付けていきます。 葉っぱはガラス繊維と樹脂のみで硬化直前に自然な動きをつけて仕上げました。 樹脂も特性によって色々あるため今回だけでも5種類を使い分けています。 FRP造形は本当に奥が深く日々勉強です、造形職人の先輩にも多大なご協力を賜り、およそイメージ通りに完成することができました。

 

ケーキを乗せる土台も意匠としても生かして、店内のイメージに近いテーブルクロスをデザインし 実際に現地で1枚モノの布地を張り込みをしています。パネルにフィルムを貼れば早いのですが、弊社では テントの設計施工も行っていることもありその技術を生かしてリアルさを追求しました。 全面的にクロスを張りつつも、ケーキ造形や人が乗っても耐えうる強度になるよう天板下地には薄い鉄板を入れています。この高さにしているのは少し離れた大通りからも認知できるものでありながらも、近くに来た際にもすぐわかり写真撮影できるレベルで視線にするためです。お店はすぐ向かいにあり、外装で使われているグリーンの色をデザインにも採用してよりブランドイメージが統一されるようにいたました。

 

元々駐車場の看板であったのでその目的もはずすことなく、Pの形を鉄骨とFRPでスッキリデザインし 現地でもテーブルの足と兼ねるようにいたしました。かなりの老朽化が進んでいたトタンの自立看板を 撤去し、照明の電源となる引き込み線や分電盤も新たな支柱に統一するなどして 意匠的に配慮した電気工事も行いました。LEDスポット照明は電球色と白色を組み合わせ、夜間もまた違った美しさで360度から認知できます。

 

同時に駐車場奥のコンテナにあった壁面看板もデザインして上から貼り付けしています。 第一印象を忠実にケーキそのもののビジュアルで魅力が伝わりやすいように ショーケースに見立てたグラフィックデザインとしています。 実際のケーキ30種類程を写真撮影し、CGにて配置しなおし、手書き風の加工をしています。 全体はインクジェット印刷シートですが、ゴールドのラインや文字はカッティングシートを利用し切り抜き加工したものを上から貼り付けました。

ちょっとしたひと手間で品位が変わってきます。 サンク様のお菓子作りも大変な手間隙と心が込められているからこそ、長年愛されるお店であると拝察し看板にも繁栄するように心がけました。位置的に駐車されたお客様のみが見る看板になるので特に必要なわけでないため撤去もご提案しましたが、既設の土台を生かして施工することになったので、改修前より世界観が伝わるようなデザインへ変更いたしました。

 

デザインからお引渡しまで、イチゴつながりということもあり難しいながらもとてもやりがいのあるプロジェクトでありました。そして結果的に店主の鶴見ご夫妻はもとより、設置最中からギャラりーに囲まれて撮影いただくなど お店の魅力がよりわかりやすく伝わる看板となったかと思います。店内からも良く見える位置のため 「多くのお客様や通りすがりの方が笑顔で記念撮影をされている」とのご報告もいただきました。

弊社からは車で1時間かかるためになかなか足を運べない事は、ファンとなった私たちには残念ではありますが、 これを機に既存のお客様に加えて さらに新規のご来店が増え、これからも地域に愛され続けるお店となりますこと心より願っています。

  
 立体看板
パティスリー・カフェ サンク
愛知県安城市横山町浜畔上49-2
http://www.cinq-anjo.jp/index.html